ヨーロッパでは古いものを大事に手入れして、長く使うという考え方が定着しています。特に住宅や、家具などは生活の基盤。半世紀前の建物や100年使い込まれた木の家具が現役だったりして、よく頑張ってるなと感心します。モダンな作りの母校アムステルダム音楽院にもぽつりと焦げ茶色に変色した古いベンチがありました。びくともしない静かな佇まいで。ある修道院では4千年の時を経て、肘の後が窪んだ大きな石のテーブルが今でも使われているそうです。大陸文化ってとてつもないスケールです。日本もポジティブに捉えると円熟社会を迎えるので、物の価値観も変わってくるかもしれません。とはいってもIKEAが大流行しているので二極化の道を辿るのか。
糸島で長年家具作りをされている作家さんをご紹介します。今月末から天神で展示会を開催されます。長く使える暖かい木の家具で、細部に新しいセンスが光ります。8/27~9/2 新天町北通り ギャラリー風 http://koubou-nishi.com
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